2026年6月26日(金)より
企画展「加賀宝生の誇り 佐野吉之助コレクション・前編」を開催いたします。
金沢市の無形文化財に指定されている芸能「加賀宝生」。加賀の名を冠するほどこの土地が特別視された理由はいくつかありますが、なかでも能楽、そして謡曲の普及率が全国的に高かったことが挙げられます。
室町時代に大成して以降、時の権力者に支援されていた能楽は、明治に入ると体制が大きく変わります。変化の波にのまれ衰退していく能楽は、東京で華族を中心に復興への動きが進みましたが、地方でいち早く復興と振興を遂げた場所が金沢でした。その中心にいた人物こそ、佐野吉之助です。下駄の鼻緒問屋に生まれた佐野は、能楽を習い、愛し、衰退を憂いた同士らとともに私設の能楽堂を建設し、金沢能楽会を結成。生涯を能楽に捧げ地域への普及に尽力しました。
そんな佐野吉之助が自身と息子の二代にわたって収集した能面・能装束のコレクションがあります。大名家から散逸した品などを買い集めたコレクションは85点が金沢市指定文化財として市の買い上げとなり、金沢能楽美術館設立のきっかけになりました。
今回は開館20周年にあたり、当館の原点へ立ち返った展示となります。
加賀に残る名品をぜひご覧ください。
【会 期】
2026年6月26日(金)~9月23日(水・祝)
【開館時間】
10:00~18:00(最終入館17:30)
【休 館 日】
毎週月曜日(休日の場合は翌平日)
【料 金】
一般・大学生 310円
65歳以上 210円
高校生以下 無料
団体(20名様以上) 260円