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イベント情報

2015/11/03

展示

秋季特別展「塩田王の雅び心」後期展示開催のお知らせ

10月3日から始ました秋季特別展「塩田王の雅び心」、11月3日(火)より後期展示が始まりました。前期の能面35面・狂言面11面を、あらたな能面36面と狂言面10面に、その他、能装束類、屏風、掛け軸も、あらたに展示替えいたしました。
これで、野﨑家秘蔵の能面92面の全てが初公開となります。

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秋季特別展「塩田王の雅び心」
   ―お能とお茶は紳士の嗜み!―

 平成27年10月3日(土)~12月6日(日)
 ※休館日 月曜日
                (祝日の場合はその次の平日)

◆初公開◆ 
 野﨑家塩業歴史館の能面コレクション
   ―加賀ゆかりの茶道具・絵画とともに

 幕末の岡山にて「日本の塩田王」と称された野﨑家。本展にて初公開となる野﨑家能面コレクション92面は、維新期に旧藩主池田家より拝領の品と伝わり、これまで門外不出とされてきました。前期・後期に分けて全点を展示し、豪華な能舞台付きの能人形や、華麗な能装束とともにお楽しみいただきます。

 また野﨑家の開発した倉敷市児島周辺は、古来、瀬戸内の要所であり、三代武吉郎が貴族院議員を務めたことなどから、野﨑邸には多くの文人墨客が集いました。一万数千点を超す膨大なコレクションは、その文化サロン的役割を物語っています。本展では岡山藩御用達の茶道速水流についてもご紹介し、さらに裏千家四代仙叟宗家手造りの大樋焼茶碗や、歴代宮崎寒雉の茶釜、岸駒・岸岱の絵画など、加賀ゆかりの名品とあわせて展観いたします。

 一代で日本最大の塩業家の地位を確立し、その初代の遺訓を約150年もの永きにわたり守りつつ、本業と貴重なコレクションを存続させてきた野﨑家。社会貢献を第一義とする紳士の「雅び心」を感じていただければ幸いです。


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